経歴
エド・シーラン(Ed Sheeran)は、イギリス・ウェストヨークシャー州出身のシンガーソングライター。本名はエドワード・クリストファー・シーラン(Edward Christopher Sheeran)。
幼少期から音楽に親しみ、11歳でギターを始める。ロンドンで路上ライブを重ね、独自のスタイルを確立。2010年にインディーズEP「Loose Change」をリリースし、徐々に注目を集める。
2011年のデビューアルバム「+(プラス)」で一躍スターダムに。「The A Team」がヒットし、イギリスで最も成功したアーティストの一人となる。
その後、「×(マルティプライ)」(2014年)、「÷(ディバイド)」(2017年)と数学記号をタイトルにしたアルバムシリーズで世界的な成功を収める。特に「Shape of You」「Thinking Out Loud」は全世界で大ヒット。
2019年には音楽活動を一時休止し、結婚・家庭生活に専念。2021年に「=(イコールズ)」でカムバックを果たした。
音楽スタイル
エド・シーランの音楽的特徴は、アコースティックギター1本で勝負するシンプルさと、それを補って余りある表現力。
- ループステーション: ライブでループペダルを駆使し、一人で多重録音を行うパフォーマンスが特徴。ベース、パーカッション、コーラスを重ねて壮大なサウンドを作り上げる。
- ジャンル融合: ポップをベースに、フォーク、R&B、ヒップホップ、ダンスミュージックなど幅広いジャンルを取り入れる。特にラップとメロディを融合させた楽曲が多い。
- ストーリーテリング: 歌詞は自身の経験や感情を率直に綴ったものが多く、リスナーに共感を与える。恋愛、家族、友情など身近なテーマを扱う。
代表曲
恋愛ソング
- Thinking Out Loud - 永遠の愛を誓うロマンティックなバラード
- Perfect - 妻チェリー・シーボーンへの愛を歌った結婚式の定番曲
- Shape of You - トロピカルハウス調のダンスポップ
ストーリー性のある曲
- The A Team - ホームレスの女性を描いた社会派ソング
- Photograph - 離れていても繋がる想いを歌ったバラード
- Castle on the Hill - 故郷への郷愁を歌った青春ソング
コラボレーション
- I Don't Care (with Justin Bieber) - ポップなデュエット
- Beautiful People (feat. Khalid) - R&B調の楽曲
- Afterglow - パンデミック中に書かれた温かいラブソング
ディスコグラフィー
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+ (Plus) (2011) - デビューアルバム
- 「The A Team」「Lego House」収録
- 全英1位、グラミー賞ノミネート
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× (Multiply) (2014)
- 「Thinking Out Loud」「Photograph」収録
- グラミー賞「最優秀ポップ・ボーカル・アルバム」受賞
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÷ (Divide) (2017)
- 「Shape of You」「Perfect」「Castle on the Hill」収録
- 史上最も売れたアルバムの一つ
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No.6 Collaborations Project (2019)
- 様々なアーティストとのコラボレーション集
- Justin Bieber, Cardi B, Bruno Marsなど豪華ゲスト
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= (Equals) (2021)
- 「Bad Habits」「Shivers」収録
- 休養後のカムバック作
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- (Subtract) (2023)
- よりパーソナルで内省的な作品
受賞歴
- グラミー賞: 4回受賞(「Thinking Out Loud」で楽曲賞・最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス受賞など)
- ブリット・アワード: 複数回受賞
- アイヴァー・ノヴェロ賞: ソングライターとして複数回受賞
- ビルボード・ミュージック・アワード: 多数受賞
- MTV ビデオ・ミュージック・アワード
映画・テレビ出演
- Yesterday (2019) - 本人役でカメオ出演
- Game of Thrones シーズン7 - ランニスター兵士役で出演
- The Simpsons - 本人役で声の出演
プライベート
2019年に幼馴染のチェリー・シーボーンと結婚。2020年に第一子、2022年に第二子が誕生。家族との時間を大切にするため、ツアーのスケジュールを調整することでも知られる。
サッカー(特にイプスウィッチ・タウンFC)の熱狂的なファンで、スポンサー契約も結んでいる。
私のお気に入り曲・作品
このブログで紹介している曲:
- The A Team - ホームレスの女性を描いた社会派ソング。優しさと現実を同時に描いている。
- Thinking Out Loud - 永遠の愛を誓うロマンティックなバラード。結婚式の定番曲。
- Happier - 別れの後に一番聴いてはいけない曲かもしれない。優しさと痛みが共存している。
- Perfect - 妻への愛を歌った結婚式の定番曲。完璧じゃなくても、完璧な愛がある。
エド・シーランの魅力
飾らない誠実さ——エド・シーランの最大の魅力は、その等身大の人間性だと思う。
スーパースターでありながら、普通の青年のような親しみやすさを持ち続けている。歌詞は自分の経験を素直に綴り、メロディはシンプルで心に残る。
ループステーションを使った一人ライブは、技術力だけでなく、「音楽は一人でも作れる」という可能性を示してくれる。
恋愛、家族、友情——誰もが経験する普遍的なテーマを、自分の言葉で歌う。だからこそ、世界中の人々の心に届くのだろう。
シンプルだけど、深い。 それがエド・シーランの音楽だ。