LoveGame

Artist: Lady Gaga|Album: The Fame (2008)
作成日: 2026-01-24|最終更新: 2026-01-24

この記事でわかること

  • 「Disco Stick」——ガガが作った大胆なメタファー
  • 愛と名声、どちらを選ぶ?——The Fameアルバムの核心的問い
  • NYU図書館で生まれた、クラブでの性的魅力への衝動

The Fameアルバムの3rdシングル

「LoveGame」は、Lady Gagaのデビューアルバム『The Fame』(2008年)からの3rdシングルとして、北米とヨーロッパでリリースされた楽曲。

Lady Gaga自身とプロデューサーのRedOneによって書かれたこの曲は、シンセポップとエレクトロR&Bのサウンド。ニューヨークのアンダーグラウンド・ディスコのバイブを音楽的に表現している。

Billboard Hot 100で最高5位を記録し、世界中でヒットした。


NYU図書館で生まれた曲——性的魅力への衝動

この曲の誕生秘話は、ガガらしい率直さと創造性に満ちている。

Rolling Stoneのインタビューで、ガガはこう語っている。

Lady Gagaは、ニューヨーク大学(NYU)の1年生だった時、図書館で魅力的な人を見かけてこの曲を書き始めた。

当初の歌詞は「I wanna take a ride on your stick」だったが、図書館の金色のバー(ディスコボールのように光を反射する)を見て、「disco stick」というフレーズに変えた。

そして、この「disco stick」という言葉は——ガガ自身が説明したように——性的なメタファーだ。


愛と名声——The Fameの核心的テーマ

この曲のもう一つの重要なテーマは、アルバム『The Fame』全体を貫く問い。

「愛が欲しいの? それとも名声が欲しいの?」——その両方を扱う。

この問いは、ガガが長年探求してきたテーマだ。そして「LoveGame」は、その問いを最も直接的に歌った曲の一つ。

愛、名声、セクシュアリティ——これらは『The Fame』アルバムの中心的テーマであり、「LoveGame」はその全てを体現している。


"Disco Stick"——大胆なメタファー

この曲で歌詞で繰り返し歌われるフレーズが「disco stick」。

ガガはインタビューで率直に説明している。これは性的なメタファーであり、ナイトクラブで見知らぬ人に感じた性的魅力から生まれた言葉だ。

でも、単に露骨な表現ではなく、「ディスコ」という言葉を使うことで、クラブカルチャー、ダンスフロア、そして解放感とも結びついている。

これがガガの天才性——性的な表現を、アート、ポップカルチャー、そして楽しさと融合させること。


愛をゲームとして——戦略的な誘惑

「LoveGame」というタイトル自体が、この曲のテーマを表している。

愛は真剣なものでもあるけれど、同時にゲームでもある。誘惑、駆け引き、戦略——それも恋愛の一部。真剣さと遊び心が混ざり合った、複雑なゲームだ。ルールは明確ではない。でも、その曖昧さが、このゲームの魅力でもある。誰が勝つのか、誰が負けるのか——それは重要じゃない。大切なのは、このゲームを楽しむこと。

そして、このゲームを楽しむこと。それを隠さないこと。女性が性的欲望を持つことを、謝らないこと。

それが、この曲のメッセージだ。


ダンサブルで中毒性のあるビート

この曲で口ずさみたくなるのは、サビの繰り返し。

I wanna take a ride on your disco stick

——ダンスフロアで踊りながら歌う気持ちで歌ってみては?

カラオケでも盛り上がる曲。この曲を歌うと、自信が湧いてくる。それくらい、力強い曲だ。

もう一つ覚えておきたいフレーズがこれ。

Love game, love game, I wanna play

— この繰り返しが、曲全体を引き立てている。

歌詞で繰り返し歌われる「disco stick」と「love game」——この2つのフレーズが、この曲の最大の特徴だ。


地下鉄とダンスフロア——NYのアンダーグラウンド文化

このMVは、ニューヨークの地下鉄とクラブを舞台にしている。

ガガとダンサーたちが、地下鉄のプラットフォームやクラブで激しく踊る。それが、この曲のテーマ——アンダーグラウンド・ディスコのバイブ——を視覚化している。

派手な衣装、挑発的な振り付け、そして自信に満ちた表情——全てが、ガガの「謝らない」姿勢を表現している。


女性の性的欲望を隠さない——2008年の革命

この曲が2008年にリリースされた時、これは革命的だった。

女性アーティストが性的欲望を率直に歌うこと。それを恥じないこと。むしろ、楽しむこと。

当時、多くの女性アーティストは、性的な表現をしても「男性の視線」のために行っているように見えた。でも、ガガは違った。

ガガは、自分の欲望のために歌った。自分の楽しみのために。そして、それを謝らなかった。

「LoveGame」は、その宣言だった。


The Fameアルバムの核心——愛と名声の交差点

この曲は、『The Fame』アルバム全体のテーマを最も明確に表現している。

愛、名声、セクシュアリティ——これらは、互いに絡み合っている。

クラブで誰かに惹かれる。それは愛か、名声か、それとも単なる性的魅力か?

ガガは、その全てを混ぜ合わせる。区別しない。それが人生だから。

「LoveGame」は、その複雑さを、ダンサブルなビートに乗せて歌った曲。

The Mayhem Ball Tourでこの曲を聴く時、2008年のガガと2025年のガガが繋がる瞬間を感じるはずだ。


References 参考情報

公式MV

インタビュー・発言

その他


関連ページ

楽天市場